◆ロンドン地下鉄爆同時多発テロ

No.27 投稿者:名無しの権兵衛 - 2005/07/24(Sun) 22:48 
ロンドンで21日発生した同時爆破テロ事件に関連し、ロンドン警視庁は23日、警察の特殊部隊が22日に射殺した男性は「事件とは無関係だった」と発表し、遺憾の意を表明した。今後の事件捜査やテロ再発防止策への影響は避けられない状況となった。
 男性はブラジル人のジェアンシャルレス・ジメネゼスさん(27)。3年前から合法的に英国に住んでいた。ブラジル外務省は「衝撃を受け、困惑している」との声明を発表。英政府に説明を求める意向で、外交問題に発展する可能性も出てきた。
 警視庁は22日朝、21日の同時テロに絡んで監視していたジメネゼスさんが、ロンドン南方のアパートから出てきたのを尾行した。地下鉄ストックウェル駅前で声を掛けたところ、突然走り出して地下鉄車両に逃げ込んだため射殺した。
 ブレア警視総監は射殺事件後、「捜査員や一般人に差し迫った危険があった」「爆破事件に直接関係している」と説明していた。
 一方、24日付の英オブザーバー紙などは、7日と21日の二つの同時テロの実行犯グループが、ウェールズ地方の急流下りツアーで接触していた可能性があると報じた。21日のテロ現場に残されたリュックサックにツアー参加の領収書が残されていた。ツアーには7日のテロ実行犯とされる人物も参加していたという。
 また23日、ロンドン西部リトルウォームウッドスクラブの茂みで不審な包みが見つかり、警視庁は21日のテロで用いられた爆発物と関連があると述べた。スカイテレビ・ニュースはくぎやワイヤが入っていると報じた。
 ◇「英政府のミスの犠牲になった」…祖母
射殺されたジェアンシャルレス・ジメネゼスさん(27)はリオデジャネイロ北方の町出身で、3年前から電気技師としてロンドンに住んでいた。友人も多く陽気な人柄だったという。
 ブラジルに住む祖母はBBCに「孫は知的で働き者だった」と悲しみをこらえた。一緒に住むいとこのペレデイラさんは「彼は警察に追われるようなことは何もしていない。謝罪だけでは不十分だ。彼は英政府のミスの犠牲になった」と怒り心頭の表情を見せた。
 ジメネゼスさんは英語が堪能だったという。警察の指示が理解できなかった可能性はない。厚着をして爆発物所持を疑われたことにも、知人は「ロンドンの気候は急に冷え込むことがある」と話す。21日の2度目のテロの時、一緒にいた友人はBBCに「地下鉄が混乱するからオートバイを買おうかな、と彼は話していた」と語る。
 ロンドンに来る前は銃撃事件が多発するサンパウロのスラム街(貧困地区)に住んでいたことから、銃に過剰反応したのではとの声もある。
 射殺される直前のジメネゼスさんを地下鉄車内で目撃した女性クリストさん(26)は「彼は何度も止まれと警告されたのに止まらなかった」と証言する。「自爆テロだったらどうするのか。撃たれてもしようがなかったのではないか」。ジメネゼスさんがなぜ逃げ出したのかはわからない。

- mychan -